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「神童」読書感想文

休日を利用して本を数冊読むことができました。
高嶋哲夫氏の小説「神童

」を読みましたので、本書について感じたことを記載したいと思います。

休日を利用して本を数冊読むことができました。
著者の高嶋哲夫氏は富士山噴火首都崩壊などクライシス小説の人気作を多く出版されている方です。
本作はまったく異なる分野の将棋とAIが題材となっており、著者がどのように仕上げているのか楽しみでした。
ストーリーのおおまかな内容は、2人の天才少年が切磋琢磨して三段リーグまで昇段し、一人はプロ棋士となり七冠王へ、もう一人は三段リーグを自主退会し人工知能研究者となり、それぞれ別の道へと進む。
クライマックスは異なる分野に進んだ天才2人が人間対人工知能の対局という形で再び相まみえる!というもの。
将棋が題材ではありますが、局面などは出てこず、また奨励会や順位戦の仕組みも簡潔に説明されているので将棋を知らない人でも理解できる内容になっています。
2人の天才の現在と過去が交互に切り替わりながら物語が進み、最後は過去が現在に追いつき重なるというストーリー仕立て。
あまり小説を読み込んでいる訳ではないので、初めて見たこの手法に「このような物語の組み立て方があるのか」と感心しました。
親友であり将棋・数学・プログラミングの分野でも天才の二人がどのように成長していったかが面白くどんどん引き込まれていきました。
400ページ以上ありましたが、引き込まれ過ぎて2日で読み終えました。
奨励会や順位戦・竜王戦、そして周辺ストーリーに出てくる専門分野に関する説明が簡潔明瞭に書かれていて、どんな人でも理解できる小説となっておりプロの小説家はすごいと思いました。
私もこのような誰にでも理解できる簡潔明瞭な文章が書けるようになりたいです。
個人的には主人公が奨励会を退会したところがあっさり終わったところと、親友でありライバルである2人の対局の結末が想像で終わるというところがヾ(≧ω≦*)オイッ!!となりました。
小説に関して素人の私の意見なので、小説のプロから見ると本書の物語の進め方や締め方としてはこれがいいのかもしれないですが・・・
元奨励会員の私としては、自主退会する辛さや2人の激烈な戦いの詳細を見たかったというのが本音でした。
生意気にも不満な点を挙げてしまいましたが、周辺ストーリーや伏線回収が散りばめられていて、どういう結末を迎えるのか予想がつかない非常に楽しめる作品でした。
おすすめできる良書なので興味が湧きましたら、ぜひ読まれてみてはいかがでしょうか?
この記事が参考になりましたら幸いです。

以上、最後までお読みいただき有難うございました。


神童 (幻冬舎文庫) [ 高嶋哲夫 ]

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habuparov
会社での出世を目指し、毎日奔走しながら働く地方住まいのサラリーマン。仕事のことから趣味の将棋のことまで気まぐれに書いています。

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