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木村九段 本領発揮で3勝3敗 王位戦は最終局へ!

9月10日(火)に第60期王位戦七番勝負 第6局 ▲木村一基九段 vs△豊島将之王位の対局が行われました。

豊島王位が防衛に王手をかけて迎えた第6局。
戦型は木村九段の先手で相掛かりとなりました。
第1図 ▲7七金と上がった局面で封じ手となりました。

封じ手は△7六歩。
豊島王位は一番激しい順を選択されました。

第1図以下の指し手
△7六歩▲8六金△7七角▲同桂△同桂成▲5九玉△6五飛▲5六角△6七飛成▲同角△同と▲6八歩△7八歩▲8八銀△3五歩▲同銀△3六歩(第2図)

△7六歩~△7七角は予想外の手順。
先日の竜王戦挑戦者決定戦で出た△8七角の強襲を彷彿とさせる攻めですが・・・
第一感、無理筋っぽいのですが・・・(゚´ω`゚)

ただ△6五飛とした局面、思いのほか先手に分かりやすい受けが見当たらないので、実戦的にはいい勝負なのかもしれません。
△6七飛成▲同角△同と と進んだ局面、先手陣は非常に心許ない状態に。
ここは何はともあれ▲4八玉と悪形を解消するかと思いましたが、本譜は▲6八歩・・・ (;゚д゚)
△5七と と寄られると先手玉の動ける範囲が狭まり、かなり嫌な形になるのですが・・・
しかし、豊島王位は△3五歩▲同銀△3六歩と右辺に戦線を拡大する手順を選択。
結果としては、このあと後手の攻めが指し切りとなったため、事実上の敗着となりました。
△5七と で気になる変化があり回避したと思いますが、それが何だったのか・・・仕事で感想戦が見れなかった事に悔いが残ります(´ヘ`;) 

第2図以下の指し手
▲6七歩△3七歩成▲同桂△5五角▲7八飛△3七角成▲6八玉(第3図)

先手は▲6七歩と急所の「と金」を除去し、3筋をあっさり明け渡したのが好判断。
攻撃対象になっていた飛車を安全圏に逃がしたことで後手の攻めを空転させることに成功しました。
後手は虎の子の「と金」が無くなったことが痛恨で指し切りが濃厚となってきました。
ここから『千駄ヶ谷の受け師』が本領発揮します。

第3図以下の指し手
△7三桂▲5八金△5四桂▲7六金△5五馬▲7四歩△8五桂▲7五飛(第4図)

とても参考になる受け潰し。
▲5八金~▲7六金と玉の近付けることで防御力を上げ、▲7四歩△8五桂と攻めを呼び込んでおいて▲7五飛!
攻め駒を責めることで後手に無理攻めを強要しています。
第4図、後手の持ち駒は桂1枚だけなので攻め手はありません。
仕方なく△1九馬と駒を補充しましたが▲8五金と攻め駒を除去し、以下は後手に見せ場を作らせることなく先手・木村九段の快勝となりました。

本局は木村九段の持ち味が発揮された一局となりました。
第3図~第4図の受け潰し方は非常に参考になる手順だったと思います。
一方の豊島王位は全体的に精彩を欠き、らしくなかったですね。
ここ最近は積極的な指し回しを見せていましたが、本局においては積極的な攻めというよりは焦って攻め急いだような印象でした。
木村九段と相性が悪いのか、いつものようにどっしり構えてる感じがしません。
ここまでの両者の対戦で豊島王位が負けるときは中盤辺りから大差になっているのが少し気になります。
調子を落としてなければいいのですが・・・

両者は王位戦と並行して竜王戦も戦ってきましたが、ここまでほぼ互角の戦いを演じてきました。
次はいよいよ王位戦最終局、もうどちらが勝つのか分かりませんね。
注目の最終局は9月25日~26日。
私は消費増税の駆け込み需要で、おそらく仕事に奔走しており観戦できそうにありません(´;д;`) 
お二方が最高の状態で歴史に残る戦いになることを祈念したいと思います。

以上、最後までお読みいただき有難うございました。

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habuparov
会社での出世を目指し、毎日奔走しながら働く地方住まいのサラリーマン。仕事のことから趣味の将棋のことまで気まぐれに書いています。

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