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三浦九段 挑戦者決定リーグ最後の切符つかむ!

9月14日(土)に第69期王将戦二次予選 決勝戦 ▲三浦弘行九段vs△佐藤天彦九段の対局が行われました。

王将戦挑戦者決定リーグ入りを懸けた一戦は、三浦九段の先手で相掛かりとなりました。

ひねり飛車を狙ったような出だしで少し変わった形に進みました。

第1図以下の指し手
▲6五桂△5四飛▲同飛△同歩▲8二角△5五角▲7八金(第2図)

▲6五桂が思い切った仕掛け。
歩が2筋にしか利かず飛角桂だけの攻めなので第一感としては少し無理気味な気がしていました。
後手としては潰されなければ△6四歩から桂馬を取れるので、△3三角や△4二角といった手でがっちり受けると思われましたが・・・

本譜は8八銀が浮いていることに目を付け、攻め合いの△5四飛と攻め合いを選択。
△5五角が期待の攻めでしたが▲7八金と寄られた局面、後手に思いのほか攻め手がありませんでした。

第2図以下の指し手
△8八角成▲同金△7九飛▲9一角成△5八銀▲9七角△9九飛成▲8二馬△6四歩▲9二飛(第3図)

△8八角成が暴発気味の悪手で形勢が先手有利に傾きました。
攻めるのであれば△6九飛、守るのであれば△7四歩を選択すべきでした。
かなり指しにくいですが△9二飛という手もありました。
変化の一例として△9二飛以下▲8四飛△6四歩▲9五歩△6五歩▲9四歩で互角の形勢。
本譜は△8八角成以下、△7九飛~△5八銀と攻めたてましたが、この後に続く有効な攻めがなく先手の攻めが間に合う展開となりました。
△9九飛成のところで△4九銀成▲同銀△5八金▲3八銀打△5九竜として次に△4八金を狙う手が見えますが、それには▲7八飛として△4八金を防ぐ受けの好手があり後手の攻めが頓挫します。
▲9二飛と降ろされた第3図、ここで後手に悪手が出ました。

第3図以下の指し手
△7一香▲8一馬△4一玉▲5三桂打△同銀▲同桂不成△3一玉▲6一桂成△2七桂▲2八玉△4九銀成(第4図)

△7一香が悪手で敗着となりました。
ここは△4九銀成▲同銀△7一金打、もしくは△4一玉とすべきでした。
△4九銀成▲同銀△7一金打は専守防衛策で以下▲同馬△同金▲6四角△4二角といった展開が想定されます。
△4一玉は斬り合いの展開で以下▲7二馬△同金▲同飛成△4九銀成▲同銀△2八金▲同玉△2五香▲3九玉△2九香成▲4八玉△6九竜でギリギリの戦いが予想されました。
どちらの順も正確に対応すると先手勝ちになると思いますが、非常に際どい順なので後手は十分逆転が狙えました。
本譜△7一香は攻守において中途半端な選択で、先手の攻めが続くことと後手の攻め駒がなくなったことで局面が分かりやすく先手優勢になりました。
本譜は▲8一馬~▲5三桂打と駒を入手しながら後手陣を削る理想的な展開に。
第4図、先手に決め手が出ました。

第4図以下の指し手
▲6四角△2二玉▲8九金打△8一銀▲3一銀△1三玉▲3二飛成△2六金▲4六角まで先手・三浦九段の勝ち

▲6四角の角の活用から▲8九金打が分かりやすい決め方。
先手は大駒が働いた上に自玉が安泰になり、後手は攻防共に見込みがなくなったため投了となりました。

本局の結果、三浦九段の挑戦者決定リーグ入りが決まりリーグ参加メンバーが全て出揃いました。
久保・糸谷・広瀬・豊島・羽生・三浦・藤井(敬称略)とそうそうたるメンバーが揃いましたね。
実績や調子の良さを考慮すると、現在考え得る中で一番楽しみなメンバーになったのではないでしょうか。
激戦必至で非常に楽しみですね。
仕事に支障が出なければ、全局観戦したいと思ってます(`・ω・´)
最高レベルの内容になること確実なので皆さんも是非ご観戦ください。

以上、最後までお読みいただき有難うございました。

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habuparov
会社での出世を目指し、毎日奔走しながら働く地方住まいのサラリーマン。仕事のことから趣味の将棋のことまで気まぐれに書いています。

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