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《王将戦》渡辺王将 逆転勝ちで決着は最終局へ

3月13日(金)~14日(土)に王将戦第6局が行われ、結果は後手・渡辺王将の逆転勝ちとなりました。

7番勝負はこれで3勝3敗となり、勝負の行方は最終局へ持ち越されることになりました。

将棋の第69期王将戦7番勝負の第6局は13、14の両日、佐賀県上峰町で指され、後手の渡辺明王将(35)が108手で挑戦者の広瀬章人八段(33)を破り、対戦成績を3勝3敗として決着を最終局に持ち込んだ

戦型は広瀬八段の先手で角換わりに。
対する渡辺王将は右玉を選択。
渡辺王将にしては珍しい戦型チョイスで、なんとなくですが後手番の対策に苦慮しているように感じました。

先手が早々と1筋を詰めたのに対し、後手は6五歩(36手目)と6筋の位を取る選択。
個人的に中央の位の方が価値が高いケースが多々あり、じっくりした展開になると後手の方が模様が良くなるのではないかと感じましたが…

その後、後手は6筋の位を安定させるために△6四銀~△6三金として、6五歩を拠点に攻める選択をしましたが結果的にこれがあまり良くない構想でしたね。
というのも、このあとの先手のカウンターが強烈でした。
銀交換後の▲4五桂(55手目)が単騎の桂跳ねが上手い攻めでした。
通常は攻めが軽くて失敗するケースが多いと思うのですが、先手は事前に6筋の歩を切っている効果で▲6四歩が利くようになっているのが大きく、攻めが繋がる形になっていました。
先手は△6五歩と位を取られた手をうまく逆用しましたね。

封じ手の時点で後手の囲いが崩れており、早くも先手が勝ちやすい状況で渡辺王将としては非常に厳しい1日目となりました。

しかし、ここからの渡辺王将の粘りがうまかったですね。
大崩れせずピタッと先手の背後に付くような指し方で食らい付いていったのが後の逆転勝ちを生みました。

広瀬八段が一方的に攻める展開でしたが紙一重のところで渡辺王将が躱して急所に当たらないように対応していました。
広瀬八段に大きな悪手・疑問手はなかったように見えましたが、このあたりは渡辺王将の指し方が上手かったですね。
見た目ほど形勢に差はなかったのだと思います。

勝負を決めに行った▲5六桂が結果として敗着となりました。
自然な攻めに見えたのですが、ここで体が入れ替わっていました。
いつの間にか後手の攻めの方が早くなっていました。

感想戦でも明確に悪いところが見つからなかったようなので、広瀬八段にとっては不運な敗戦でした。

それにしても渡辺王将は勝負強い・・・
豊島名人・竜王にも同じことが言えるのですが、悪くなってからの粘り方がうまく、少しでも指し手を間違うとすぐに逆転するテクニックがあるように見えます。
単純な読みの精度や量ではなく、相手の心理を把握した上で逆転できそうな局面を選択しているような感じで、マネしたくてもマネできないテクニックですね。

勝負は最終局に持ち込されましたが、第6局が広瀬八段としては心理面でもダメージの残る敗戦なので最終局は渡辺王将の方が気楽に指せそうに見えます。

本局同様、ハイレベルな将棋を期待したいと思います。

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habuparov
会社での出世を目指し、毎日奔走しながら働く地方住まいのサラリーマン。仕事のことから趣味の将棋のことまで気まぐれに書いています。

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