投稿タイトル上

《竜王戦》羽生九段 1組優勝で挑戦権獲得に向け視界良好!

5月7日(木)竜王ランキング戦1組の決勝戦、佐藤七段vs羽生九段戦が行われました。

結果は86手で羽生九段が佐藤七段を破り、見事に1組優勝を決めました。

日本将棋連盟の羽生善治九段が佐藤和俊七段に勝ち、竜王戦1組優勝 竜王戦1組ランキング戦のページです。日本将棋連盟は伝統文化としての将棋の普及発展と技術向上や将棋を通じた交流親善などを目的とした公益社団法人です。

竜王戦の特殊なレギュレーションにより1組決勝進出を決めた時点で既に本戦トーナメントへの切符は確定していますが、本戦トーナメントはさらに特殊で1組優勝は大きな意味を持ちます。

1組優勝者は本戦トーナメントで1回勝つと挑戦者決定戦3番勝負に進出できるのです。

挑戦権獲得に向けて是が非でも勝ちたい決勝戦は佐藤七段の趣向により、変則的な四間飛車から力戦模様の戦いに。

2年ほど前のNHK杯戦で大橋四段(当時)が指された形でしたね。

「NHK将棋」のページでは、将棋の番組の対局棋譜を掲載しています

相振り飛車戦で見られる金無双のような形ですが、対抗形では滅多にお目にかかれない非常に珍しい形。
横から攻められる形になったときにデメリットが生じないのかな?と思って観ていたのですが、さすがプロの技。
佐藤七段が巧みな駒捌きで横から攻められる形を回避しましたね。
穴熊の攻めをいなして互いに縦方向に攻め合う形にしましたが、かなり高度な駆け引きだったと思います。

こういう戦いにもっていけるのであれば金無双のような形が生きてくるので中盤戦は佐藤七段がペースを掴んだと言えます。

ただ穴熊相手に大変なのがここから。
少しでも対応を間違えると一気に流れを持っていかれるのが穴熊戦・・・
本局も微妙な攻守のタイミングのずれで先手陣が決壊してしまいました。

指し手が難しいところでしたが、△3二飛と回ったところでは▲6一角、73手目▲1四歩のところでは▲3六歩が最善だったようですね。

しかし▲6一角は曲線的な指し方で飛車が1段目に成り込んだ時に利きを遮る可能性がありますし、73手目で▲3六歩とするのは手順に△2六銀と進撃されるので非常に選択しづらかったと思います。

こういった手を選択しなければいけないのであれば、実戦的に先手は勝ちづらい形勢だったのかもしれません。

形勢が後手に傾いてからは一方的な展開となり、両者秒読みに入る前の少し早めの終局となりました。

佐藤七段の指した戦法は正式名称になっているのか分かりませんが『耀龍四間飛車』?というのですかね??
NHK杯のような先攻できる形になれば面白い戦法だと思いますが、穴熊側から先攻される形になると神経をすり減らされる展開になる印象を受けました。

本局で見せた佐藤七段の指し回しは上手かったと思いますが、それでも大きくリードを奪うことができていませんでした。
やはり玉形の差が大きいように感じます。
金無双の持ち味がでる縦方向の攻め合いに持って行けたにも関わらず曲線的な手を選択しなければいけないのは非常に難度の高いことでアマレベルで指しこなすのは難しいのではないかと思いました。
本局やNHK杯戦の戦い方を見ていると耀龍四間飛車は飛車は捌かず、角の利きを生かして縦+斜め方向からの攻めで戦う必要がありそうですね。
飛車は攻めに使うのではなく居飛車側の横からの攻めを防ぐ受けの役割の方が大きそうに見えます。

普通の振り飛車と違った感覚が必要で高難度の戦型に感じましたが、短時間の将棋であれば受け間違いを誘発できそうな気もするので持ち時間が短めの対局であれば選択の余地はありそうですね。
なので居飛車側としても気を付けて指さないと一方的に攻め潰されるので注意が必要です( ´~`)

本局の結果、羽生九段が見事に1組優勝を決め、現時点では挑戦権獲得に一番近い場所を確保しました。
ここからは今まで以上に強敵ばかりとなるので一つ勝つのが非常に難しくなりますが羽生九段のタイトル100期を期待したいと思います(`・ω・´)

The following two tabs change content below.
habuparov
会社での出世を目指し、毎日奔走しながら働く地方住まいのサラリーマン。仕事のことから趣味の将棋のことまで気まぐれに書いています。

是非フォローしてください

最新の情報をお伝えします

下をクリックして応援いただけると幸いです。宜しくお願い致します。。

本文2
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク